手塚「まず樹木医のお仕事からご説明ください」持丸「1991年に林野庁が故郷の木を守るというプロジェクトを立ち上げました。その一環として木を守るお医者さんを制度の中に組み込みました。それが始まりです。その後行政改革があって、現在では(財)日本緑化センターが資格の管理をしています」
手塚「樹木医になるためにはどうしたらいいのでしょうか?」持丸「まず研修がありますが、その研修を受けるための資格を取ります。その条件は樹木関係の仕事を7年間以上携わっていること...造園関係の方、林業の研究をされている、樹木の害虫や病気などを研究されている方などです。私は元々放送の仕事をしていたのですが、その中で樹木に関係する番組を作っていました。それが論文1本にカウントされました。それで資格が取れました。そういう意味で資格の幅は広いんです。その後に研修を受けるためのペーパーテストがあります。それで2週間ぐらいの泊まり込みの研修があり、最後に小テストを含めて面接に通って免状が貰えるんです。こう言うとすごく大変そうですが、参考書もあり、楽しい勉強に違いないと思いますからチャレンジしてはいかがでしょうか」 |