EarthDreamingロゴ 放送内容
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4月 立川談志
4月 毛利 衛
4月 藤井フミヤ
5月 安在尚人
5月 坂本徹也
5月 近藤 篤
6月 羽仁カンタ
6月 故・手塚治虫講演より
6月 上田壮一
7月 今井絵理子
7月 杉山清貴
8月 船越令子
8月 大野由紀恵
8月 小島あずさ
8月 大宮美智枝
9月 KONISHIKI
10月 西垣成雄
10月 疋田 智
10月 斎藤 誠
10月〜
11月
高樹沙耶
11月 上岡 裕
11月 渡邉英徳
11月 柴田政明
12月 大塚明夫
12月 安寿ミラ
12月 この1年を振り返って
1月 伊藤瞭介
1月 秋山 孝
2月 寺薗淳也
2月 藤子不二雄A
2月 つやまあきひこ
2月 丸田信之
3月 皆川孝徳
3月 大矢寛朗
3月 持丸和朗
12月21日 ゲスト:安寿ミラさん

安寿ミラ1 今週は宝塚歌劇団時代に舞台で“ブラックジャック”を演じた、元宝塚、花組のトップスター安寿ミラさんをお迎えしました。

 手塚「手塚治虫と宝塚歌劇というのは切っても切り離せない、お付き合いがありますが、あえてブラックジャックだったのが不思議な気もします」安寿「逆に何故なかったのか不思議です。リボンの騎士は宝塚そのものという感じですが...」手塚「安寿さんにとってブラックジャックって...」安寿「こういう男って良いな〜と思っていて(笑)舞台の上だけでも出来たらと思って。その舞台はトップになって一年が過ぎ、男役として15〜6年立っていたので、今だったらこの難しい役が出来るかもしれない。自分への挑戦という意味もありました」手塚「ブラックジャックを演じる難しさ、面白さは?」安寿「原作がある場合はそのイメージを壊さないと言うのが一番なんです。ですからこの時はブラックジャックファンの夢を壊さないようにやるから宝塚ファン、安寿ファンはちょっと黙っててという感じでした(笑)だから初日が明けていつもならお手紙やお電話をもらうんですが、来ないんです。15年やってて初めてでしたね〜。でも私の代表作が作れましたからありがたいことでした」

 手塚「このブラックジャックのメイクはどうしたんですか?」安寿「いろんな物を試して、最終的に京都の映画撮影所からメイクさんがいらして、カツラがずれない特殊な糊を傷の所に塗って、その後に色を塗ったんです。でも糊だからかぶれちゃって、傷のように赤く残ってしまって、もう描かなくても良いんじゃないかという(笑)」手塚「じゃ〜、身も心もブラックジャックになったような(笑)」


安寿ミラ2  手塚「最初にブラックジャックと出会ったのは?」安寿「兄と弟がいまして、少年雑誌が家中に散らかってたんです。それで読んでいたんだと思います」手塚「その頃のブラックジャックの印象は?」安寿「その頃からカッコいいなと思ってましたね。いまだに私の好みが、どこか影があって、アウトロー的で、でもすごい手に職を持っている人が好きなんです(笑)」

 手塚「ピノコについては?」安寿「あれはるみ子さんがモデルでしょ?」手塚「言われてますけれどね。どうなんでしょうね〜」安寿「そうだと思う...でピノコの印象はヤキモチですね。何でこの人が彼のそばにいつもいられるのかという...しかも奥さん面してるでしょ(笑)」

 手塚「影響を受けた手塚作品は?」安寿「どうしてもブラックジャックになっちゃうんです。この人は嘘がない人でしょ。真実だけで生きている人。そのために損をしたり痛い目にあったり、でも本当の人間の愛を知ったりとか。悪いことしちゃいけないなというのが、絶対ありますよね。ある部分の人には悪からもしれないですけど、やっぱり正義なんですよね。演じてみてよく分かりました。これほど共感出来る台詞がいっぱいある役ってないですよ。悪い奴に“悪い”って言っちゃうでしょ。気持ちよかったですよ。憧れるぐらい潔い」手塚「安寿さんの理想男性は?って聞かれて“ブラックジャック”って言ったら、現実の男性は困ってしまいますよね(笑)」安寿「男性に好みを聞かれて“ブラックジャックとか松田優作さん”言ったら、絶対いないそんな人ってみんな言うの(笑)だからいまだに独りなんでしょうけど(笑)」

大塚明夫さん この1年を振り返って

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