EarthDreamingロゴ 放送内容
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4月 立川談志
4月 毛利 衛
4月 藤井フミヤ
5月 安在尚人
5月 坂本徹也
5月 近藤 篤
6月 羽仁カンタ
6月 故・手塚治虫講演より
6月 上田壮一
7月 今井絵理子
7月 杉山清貴
8月 船越令子
8月 大野由紀恵
8月 小島あずさ
8月 大宮美智枝
9月 KONISHIKI
10月 西垣成雄
10月 疋田 智
10月 斎藤 誠
10月〜
11月
高樹沙耶
11月 上岡 裕
11月 渡邉英徳
11月 柴田政明
12月 大塚明夫
12月 安寿ミラ
12月 この1年を振り返って
1月 伊藤瞭介
1月 秋山 孝
2月 寺薗淳也
2月 藤子不二雄A
2月 つやまあきひこ
2月 丸田信之
3月 皆川孝徳
3月 大矢寛朗
3月 持丸和朗
10月5日ゲスト:自転車雑誌『バイシクルクラブ』編集長
西垣成雄さん

西垣茂雄1 手塚「まずこの“バイシクルクラブ”がどの様な雑誌なのかお教え下さい」西垣「毎月20日発売の月刊誌です。最初はスポーツ志向なマニアが読まれていたんですが、“メッセンジャー”という映画が公開されて以降、女子大生やサラリーマンなどに変わってきました」手塚「日本で自転車の人気が高くなってきているとは思いますが、実際はどうなんですか?」西垣「日常で使う5万〜10万円の自転車が少しずつ浸透しているという感じですね」

 手塚「西垣さんは日常自転車をどの様に使っていらっしゃるのですか?」西垣「通勤とちょっとした打ち合わせに使っています」手塚「編集部の皆さんも...」西垣「多いですよ」手塚「実際に自転車に乗ってみて感じることは?」西垣「車で移動していた時には感じなかったことを感じるようになりました。“あっ、ここ坂なんだ”とか景色などを。自転車に乗っていると汗をかいて眠りが深くなったり、活力が沸いてくる、元気がでてくる。今までエレベーターを使っていたのが、階段を一番とばしに上っていくとか...」手塚「あえて(笑)」西垣「あえてじゃなくて、自然とそうなっていくんです」

 手塚「読者の方からどういったご意見がありますか?」西垣「“自転車をファッションアイテムとしてとらえてみてはどうですかとか、高機能なスニーカーとかスポーツウェアとイコールで考えてたらどうでしょう”ということをこちらが言った時に、昔からの読者からおしかりを受けます(笑)“自転車はもっと厳しいものだ”とか...今まで日本の中で自転車の世界というと頭の中に浮かぶのは“ツールドフランス”と“放置自転車”その間が皆さんイメージ出来ないんです。ですからその間を写真を使って紹介しています」

 手塚「雑誌では自転車のマナーを提案しているのですか?」西垣「元々この雑誌の読者はマナーに関して意識が高いんです。逆にこちらが“ヘッドフォンステレオをして自転車に乗ろう”というと怒られてしまうんです」


西垣茂雄2 手塚「環境先進国、ヨーロッパの自転車事情についてお聞かせ下さい」西垣「僕は沢山の街を行っているわけではないのですが、自転車は元々ヨーロッパで生まれているので、イギリスでは自動車が自転車を尊重しているんです。ただ自転車も自動車を尊重しているんです。そうやってお互いが尊重し合っているので、自転車がすごく走りやすい環境にあります。ヨーロッパは自転車が環境に良いとか、体にいいとかという以前に走りやすい環境が整っているんです。それでヨーロッパは自転車先進国と言われているんだと思います。過去に通商産業省で、電車と折り畳み自転車をうまく使って、都市の中の移動をスムーズに、尚かつ環境負荷の少ない状態を作ろうという話し合いをしたことがあります。でもなかなか形にならないというのは日本人が考える移動手段の中に自転車という意識を持っていないということです。例えばヨーロッパなどでは電車に自転車を持って乗っても誰も不思議に思わないんです。でも日本でそれをやろうとすると、袋に入れたりなど装備と心構えがないと出来ないんです。それで自転車の可能性というのが限定されしまう、自転車本来の魅力とは別のところで可能性が限定されてしまうんです。それで思ったのは自転車を中心に考えるということです。ウェアとか交通インフラ、環境、エネルギー、健康、ダイエットなど...。今までは自転車を作って売るというのが自転車産業のあり方でしたが、これからは環境産業と、健康産業などとジョイントする、そうすることで、色々な考えやアイデアがでてくると思います」

KONISHIKIさん 疋田智さん

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