EarthDreamingロゴ 放送内容
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4月 立川談志
4月 毛利 衛
4月 藤井フミヤ
5月 安在尚人
5月 坂本徹也
5月 近藤 篤
6月 羽仁カンタ
6月 故・手塚治虫講演より
6月 上田壮一
7月 今井絵理子
7月 杉山清貴
8月 船越令子
8月 大野由紀恵
8月 小島あずさ
8月 大宮美智枝
9月 KONISHIKI
10月 西垣成雄
10月 疋田 智
10月 斎藤 誠
10月〜
11月
高樹沙耶
11月 上岡 裕
11月 渡邉英徳
11月 柴田政明
12月 大塚明夫
12月 安寿ミラ
12月 この1年を振り返って
1月 伊藤瞭介
1月 秋山 孝
2月 寺薗淳也
2月 藤子不二雄A
2月 つやまあきひこ
2月 丸田信之
3月 皆川孝徳
3月 大矢寛朗
3月 持丸和朗
5月18日 ゲスト:ペットジャーナリスト坂本徹也さん
坂本徹也3  坂本さんは2002年6月30日に続いてのご出演。
 手塚「都心にいるペットにみられる病気というのはあるんですか?」坂本「やっぱり高層マンションなどで飼っているペットに関しては、ストレスなどが生じることがあると思います」手塚「土のないところで飼っているとペットはどうなりますか?」坂本「散歩をさせることで爪がすり減って...土となじむことで自然の感触を得るんです。そういうことで健康になっていくんです。生まれたときからフローリングの生活ですと股関節がおかしくなってくるということがあります。それとシックハウスという問題もあります」手塚「人にも問題になっていますね」坂本「やっぱり小動物にもアトピーや目がちかちかしたり、疲れやすかったりなどの症状が起きていると思うんです。でも動物はしゃべれませんから...。揮発性の物質というのは床にたまりやすいんです。ですから動物がよりたくさん吸っていると思われます」

 手塚「最近汚れるからと、土の上を歩かせない飼い主さんを見かけますが、あれはどうなんでしょうね?」坂本「なるべく土の上で遊ばせてあげる方がいいんですが...最近東洋医学の先生によると、下から気が上がってくるとそして天からも気を得る。それで健康が保たれるということらしいです」

 手塚「伝染病はないのですか?」坂本「昔はありましたが、今はいいワクチンがありますからそういうものはなくなりましたね。逆に高齢化に伴って成人病や生活習慣病が増えています。糖尿病や肥満による病気。当然腫瘍、ガンもありますね」手塚「これは食生活からくるんですか?」坂本「食べ物からというのが大きいと僕は思っています。ペットフードはカリカリのものが多いでしょ。もちろんあれは栄養のバランスを考えて作られているんですが、毎回毎回じゃ人間だって飽きてしまうでしょ。たまにはそのペットのための手作り食があってもいいと思います。一番悪いのは人間の食卓から同じものを与えるということでしょうね」


坂本徹也4 手塚「坂本さんの著書“二歩先をゆく獣医さん”に書かれていることをご説明ください」坂本「以前“よい獣医さんはどこにいる”という本を出したんです。その本では獣医療の問題点などをあげたんです。それでそれに対する回答としてこの本を書いたんです。それと獣医さんというのはすべてのことを総合的に診る先生なんです。人間を診る先生というのは専門ですよね。たとえば内科は内科、外科は外科というよう。獣医さんにもそれがあって当然だろうと思って、そういう先生たちを僕自身が日本中回って、取材してきたんです」

 手塚「獣医さんというのは飼い主の悩みや相談にのってもらえるのですか?」坂本「今それが一番の問題で、アメリカでは“ヒューマン・アニマル・ボンドというポリシーがあって、日本でも広まりつつあります。でもペットに対する飼い主と先生の心の温度差というのは違いますから、それを埋めていくことが重要です。そういう肝心なところが日本の獣医大学では取り入れられていないんです。そういうところの勉強をしてほしいですね」

 手塚「人ペットの関係はどうあるべきだと思いますか?」坂本「僕が感じるのは生き甲斐のある人生ということです。犬は犬らしく、猫は猫らしく生きていくのがベストじゃないかなと思います。“この飼い主の元で生きててよかったな”と思える人生にしてあげてほしいなと思います」


安在尚人さん 近藤篤さん

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