4月7日は鉄腕アトムの誕生日。ということで手塚治虫や鉄腕アトムに関わりの深い方をお迎えしてお送りする「鉄腕アトム生誕記念スペシャル」今週は藤井フミヤさんです。
手塚「フミヤさんはアニメ“アストロボーイ・鉄腕アトム”エンディングテーマを担当されていらっしゃいますが...」藤井「歌手やっててよかったなと思います」手塚「手塚マンガのファンというフミヤさんですが、一番最初の出会はいつだったんですか?」藤井「よちよち歩きの頃からアニメもありましたから、いつかといわれると難しいんです。その頃はお祭りに行っても、駄菓子屋に行っても手塚作品のお面とかキャラクター商品がいっぱいありましたからね」手塚「その頃はマンガで...」藤井「テレビでしたね〜。マンガをちゃんと読んだのはブラックジャックあたりだと思うんです。それからいっぱい読みました。当時連載されていた物もですけれど、掘り起こすようになるのは火の鳥からですね」手塚「それっていくつぐらいですか?」藤井「20代中盤ぐらいでした。それまでも読んでいたんですけれど、ちゃんと内容を把握して読んだのはその頃ですね」
手塚「手塚作品を一つあげるとしたら?」藤井「最近手塚プロに行って原画見せて貰ってコレクションしようと思ったのは、リボンの騎士なんですよね」手塚「原画素晴らしかったでしょう。私もあれを初めて見た時はゾクゾクしました。初めて行かれてどうでした、手塚の書斎にも入られたと思いますが...」藤井「感動もしたし、唖然としたし、あの量に...。国がもっと積極的に保護するようなものなのではないかと思いましたね。博物館でしっかり保管して欲しいですよ。そのためだけに(選挙に)出馬して、それを作ったら政治家を辞めるぐらいの勢いで...」手塚「公約がそれ(笑)」藤井「あそこに日本のテクノロジーが発展していったきっかけがあると思うんです。だってコマーシャルで、ロボット売ってる国って日本だけじゃないですか。日本のロボット工学が進んだ大きな理由としてアトムのDNAが確実に組み込まれている...ましてや日本はアニメ大国じゃないですか、そこにもDNAが入っているわけですから、国が何とかするべきでしょう」 |