上田さんは“エコロジーとエコノミーの共存”をテーマに活動している、Think
The Earthプロジェクトのプロデューサー。手塚とはこの団体の発足パーティから...
手塚「そこによばれるきっかけになったのは手塚治虫のガラスの地球を救えだったんですよね」上田「このNPOの団体も地球のことを考えようということで立ち上げたのですが、その本に書かれている“将来、地球の外から地球を見る子供達が生まれてくる...”というところからもインスピレーションを受けたので...」手塚「Think
The Earthプロジェクトのことを教えてください」上田「20世紀は経済活動に力を入れていましたが、それが実は環境に負荷を掛けていたということが分かりました。でも経済活動を辞めてしまうわけにはいきませんので、経済活動を行いながら、環境保護や世界平和を押し進めていこうという団体です。地球を思う時間やきっかけを企業やNPOの人たちと考えているということです」
手塚「具体的な活動は?」上田「腕時計を作りました。これは腕時計の中に地球儀が入っているんです。それでいわゆる“時計回り”ではなく極から見た地球ということで、逆に回っています」手塚「これはそのまま“地球の外から地球を見る...”ということに繋がっていますね。これを企業が作ることで経済活動に繋がり、この時計を持つことで、地球を考えるきっかけになるということですね」手塚「それと“百年の愚行”という写真集も出されていますね」上田「これは20世紀の百年間、人類が環境や文明に対して行ってきた愚行を、100枚の写真選んで1冊にまとめました。この21世紀にこの中の写真の1枚でも2枚でも片づけて、22世紀を迎えられたら良いなと思っています」
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