斎藤誠さんは1983年にデビューし、これまでに10枚のアルバムをリリース。その他にもギタリストとして、桑田佳祐さんのアルバムに参加したり、浜田省吾さんのプロデュースを手掛けるなど幅広い活動を続けられているミュージシャンです。
手塚「まず9月にリリースしたデビュー20周年企画アルバム“WALTZ IN BLUE”についてお話下さい」斎藤「今回通算11枚目のアルバムなんですが、初めてのカヴァーアルバムで、全13曲の内12曲が僕を育ててくれた洋邦問わず良い曲達を自分のアレンジで、感謝の気持ちを込めてカヴァーしたアルバムです」手塚「私の好きな曲も入っていて嬉しかったです。このアルバムのコンセプトは色々な人や物に感謝の気持ちを送るとなっていますが、20周年ということで何かお気持ちがあったのですか?」斎藤「去年ぐらいに周りの人から“来年20周年だぞ”と言われていたんですが、僕はただ通過点ぐらいにしか思っていなかったんです。でもその珍しい1年を使って、支えてくれた色々な人に感謝出来れば越したことはないと思って...それプラス歌わせてくれている、この自然や地球にも感謝してリリースしました」
手塚「この中にポール・マッカートニーの“My Love”が入っていますが、すごく思い入れがあるようですね...」斎藤「ポールと聞くだけでちょっと潤む(笑)ぐらいなんです。最初の来日コンサートの時に、ステージに向かって無意識に“ポールありがとう”と言っていたぐらい好きなんです。一番最初に音楽に出会ったのが彼だったし、ビートルズの4人の写真の中で彼だけが笑っていたし...それ以来彼に付いていこうと決めたので、今回カヴァー出来て本当に嬉しかったです」 |