EarthDreamingロゴ 放送内容
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4月 中島 悠
4月 嵯峨生馬
4月 今関 勝
4月 中溪宏一
5月 山川冬樹
5月 近藤 篤
5月~
6月
浜崎貴司
6月~
7月
羽仁カンタ
7月 中溪宏一
7月 嵯峨生馬
7月~
8月
本多有香
8月 冨田秀実
小西雅子
8月~
9月
安藤直人
9月 小西雅子
9月~
10月
鈴木幸一
10月 中野シロウ
10月 山田啓雄
11月 川端由美
11月 浜崎貴司
12月 赤星たみこ
12月 山岸尚之
12月 2006年を振り返って
1月 塩田明彦
1月~
2月
中溪宏一
2月 つやまあきひこ
2月~
3月
中島 悠
3月 山岸尚之
3月~
4月
北澤 肯
3月25日ゲスト:グリーンソース代表北澤 肯さん

北澤 肯1 手塚「まず北澤さんが企画・運営されている『アド*バイク』についてお教えください」北澤「自転車を使った宣伝カーです(写真参照)」手塚「見た目が面白いので、人目を引くと思いますが...」北澤「そうですね。始めた元々のきっかけは、この自転車が好きで通勤やプライベートで乗っていたんです。ところが人に見られて、目立つので恥ずかしくてヤメてしまいました。でも目立つことを有効活用したいと思い、広告の載せたら、と思いつきました」手塚「なぜこういう自転車に乗ろうと思ったんですか?」北澤「自転車が好きで、ドンドン突き詰めて、他人が乗っていない自転車になりたいと思い、ヨーロッパから輸入しました」

 手塚「宣伝するものはエコや環境に限定されているのですか?」北澤「企業の、環境やCSR(Corporate Social Responsibility-企業の社会的責任)の取り組みですとか、NPOや政府のキャンペーン、地域のイベントなどの社会的な広告しか受けないというわがままなポリシーでやっています」手塚「あえてクライアントを選んでいらっしゃるんですね」

 手塚「今何台この自転車をお持ちなんですか?」北澤「今3台あります。でも今のところ注文は2台までなので、まだ3台連ねて走ったことはないのですが...」手塚「注文は台数制なんですか?」北澤「そうです。小さいイベントだと1台とか...」手塚「走るエリアや、距離などはどのように決めていらっしゃるのですか?」北澤「基本的にクライアントの指定された地域を走るのですが、広告なのであまり速く走ると分かりませんから、なるべくゆっくり走りますので、走行距離はそれほど長くはないです。基本は1日6時間走るということになっています」


北澤 肯2 手塚「走ってみての回りの反応はいかがですか?」北澤「やっぱり面白いので笑ってくれる人も多いですし、話しかけてくれる人も多いです。特に中高年の男性はメカが好きな人が多いので、広告よりも“なんだこの自転車は”ということで話しかけてくれます。子供はこういうのが好きですから追いかけてきたり、反応はいいですね」手塚「クライアントの反応は?」北澤「実際走っているのを見てくれたクライアントの方は“これは目立つ”と言ってくれます。僕も走った後に道行く人の反応など、写真を付けてレポートを出します。今のところクライアントさんには満足して頂いているようです」

 手塚「これはどの辺りまで、出かけられますか?」北澤「倉庫が東京銀座にあるのですが、横浜までは行きました。だいたい30~35kmぐらいですか、前の日から自分で走っていきました。それ以上遠くなると自動車に積んでいくことになって、自転車でやっている意味が薄れるかもしれません。でも依頼があればそのときに考えなければいけないなと思っています」


アドバイク
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4月1日 ゲスト:北澤 肯さん

北澤 肯3  手塚「『グリーンソース』の設立は昨年ですが、それまで北澤さんはどんな活動をされていたのですか?」北澤「元々は学校の先生になろうと思って、アメリカに留学し、その後中央アメリカを回ったり、ロンドンから中国まで陸路、横断したりいろいろ旅行をしながら日本に帰ってきて、仕事をしながら通信教育で英語と社会の免許を取りました。ただ学校の先生になる前に途上国で仕事をしたいと思いカンボジアに2000年から2年ぐらい行って来ました。現地で活動して感じたのは、カンボジアを変えるよりは日本人が変わらないといけない、ということです。カンボジアは民衆度の低い国で例えば選挙で投票が終わった後に票の数え方を変えてしまうというあり得ないことが行われます。そのカンボジアの政権を支えているのは日本のODAなんです。ですから日本が変わらなければと思いました。そして日本に帰ってきて『フェアトレード』に出会いました。『フェアトレード』とは先進国と途上国の貿易がフェアではないのでそれを是正していくということです。その活動を行っている団体に参加し、2005年に自分で『フェアトレード・リソース・センター』立ち上げて世界のそういう情報を日本に発信したり、関連書籍の執筆や翻訳を手がけています。そして昨年『グリーンソース』を立ち上げて、両方やっています」


北澤 肯4 手塚「『アド*バイク』をやってみようと思ったきっかけは?」北澤「まずはお金の問題なんですが、NPO、NGO業界は男性が寿退社するんです。待遇が悪いので、結婚すると家族を養えないということで転職します。私も子供が2人いますので、その子が“大学に行きたい”と言ったら行かせてあげたいと思います。そういうことで始めたのが1つの理由。もう一つは目立つ自転車の有効活用ですね。それとNGOの活動をずっとしてきていて大切な問題を扱っているんですが、それが難しかったり、分かりずらかったり一般の人になかなか理解してもらい辛いので、『アド*バイク』のような形でアピールしたら社会の中に少しは浸透するんじゃないかと思ったからです」

 手塚「『グリーンソース』は『APバンク』から融資を受けていますが、どういった経緯で?」北澤「日本にはそういう市民バンクが沢山あるわけではないのと、尊敬するアーティストの方がやっているので興味を持ちました」手塚「申し込んでから融資を受けるまで大変だと思いますが?」北澤「私の場合は書類だけだったのですが、何回も質問がきて、僕が思っていた問題を見抜くというか、問題視されました。それはビジネスをやっていく上でありがたい質問でした」

 手塚「今後やってみたいことは?」北澤「大きな夢で、キャラバンを組んで日本縦断とか、世界一周をアド*バイクでやってみたいです」
 手塚「今年のアースデイには参加されるのですか?」北澤「『アースデイ自転車ライド』というのを企画しています。都市交通として自転車をアピールという主旨で、明治神宮から皇居の方まで走って、最後代々木公園へ帰ってくるというのを自転車200台ぐらいで行います」


山岸尚之さん 久米信行さん

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