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2月25日ゲスト: |
アースデイ東京2007実行委員会事務局長中島 悠さん |
中島悠さんは昨年4月2日にご出演頂いています。
手塚「今年も4月22日にアースデイがありますが、まず昨年のアースデイの感想をお聞かせください」中島「2日間代々木公園(東京)で開催しました。ここ何年か土曜日の午前中は人もまばらだったのですが、昨年は土曜の朝から大勢の方がいらっしゃいました。始めの頃は有名なアーティストが目的でいらした方が多かったのですが、だんだんアースデイそのものに参加するためにいらっしゃる方が増えてきました」手塚「90年から始まったアースデイですが、低迷した時期もあったのですか?」中島「ボランティア中心で事務局を運営していたので、なかなか組織の基盤が安定しない時期もありました。企業からスポンサードが得られる時は大きな形になったりと言ったことです。2001年からそれぞれの地域ごとになって、運営しやすい形になってきました。また、出展、参加される企業もただブース出展するだけにとどまらず、自社のエコ商品、例えば発電機やソーラーパネルを持ち込んで会場の電力まかなうようになってきました」 |
手塚「全国にアースデイが広まってきたように思うのですが、そういうお問い合わせはありますか?」中島「そうですね、今年は『アースデイ蝦夷』というのが北海道で立ち上がるので、そのミーティングにお邪魔したり、鹿児島の議委員の方が支持者向けにアースデイのイベントをやりたいというお問い合わせや、市役所のイベントでアースデイを取りあげたりしています。また毎年代々木公園で行っていますので、気候の変化を感じることが出来ます。始まった頃は桜が終わりかけの時期だったのですが、最近では桜は大分前に散って、新緑の季節になってしまっています。」手塚「そうですね、今年は暖冬だから尚更そうなるのでしょうね。私もアースデイは桜の時期というイメージがありましたからね」
手塚「今年は4月21、22日の2日間東京は代々木公園で行われますが、今年のテーマは?」中島「イベント全体のコンセプトを『二歩先の近未来社会への提案』ということで、エネルギーと食にテーマを絞って準備しています」手塚「具体的にはどのようなことをなさるのですか?」中島「エネルギーに関しては昨年も部分的に取り入れましたが、天ぷら油をリサイクルしたバイオディーゼル燃料でステージや全ての会場のエネルギーをまかないます。また一部ソーラーパネルも使用します。そして出展グループも増えましたので、その移動のために出るCO2をインドネシアのカリマンタンに寄付植林を行うことで、プラスマイナス0にしようという試みもしています」
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3月4日 ゲスト:中島悠さん |
手塚「食に関してはどのようなことをなさるのですか?」中島「地産地消、旬な食材を使う。またGMOフリー、遺伝子組み換えでないもを使うという3つをテーマに掲げ、飲食の出店者もそれに準じて初めて公募しています」手塚「アースデイに行く楽しみのひとつに、そこでしか味わえないとか、そこで新しく発見する食べ物そう意味で今年はより楽しみですね」中島「また農家の方にも来て頂いて、そこで野菜を売って頂きます。生産者の方の顔が見えることも重要なことだと考えていますので」
手塚「その他には?」中島「野外のイベントのゴミの大半は使い捨ての容器なんです。それを根本から減らそうということで洗って使い回せる容器を2001年から導入していますが、今年はそれを一歩進めて、マイ食器を持って来ようというキャンペーンを行います。アウトドアメーカーと一緒に簡単に持ち運べる食器をセットを作って会場で販売する予定です」
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手塚「他にも目新しい企画があるようですが」中島「『ゼロエミッションバーガー』を作っています。こういう活動の中でオーガニックビールを作っている会社の方とご縁が出来ました。ビールを作るときに搾りかすが沢山出ます。その搾りかすは捨ててしまうにはもったいないものなので、それを有効活用出来ないかと考え、パン屋さんにお願いして、パンを作るときにそのしの搾りかすを20%入れて作ってもらいました」
手塚「いろいろな企画を作る中んで、一般の方の意見も取り入れていると思います。その意見を事務局に伝える方法は?」中島「アースデイはオープンソース(開かれたもの)なので、やりたいと思ったときに参加出来ます。僕たちの『アースデイ東京』は隔週実行委員会を行っていて、その場で決定がくだされます。その場にご参加頂ければと思います。ご参加したい方はウエブサイト(www.earthday-tokyo.org)からお申し込みください。お問い合わせフォームに分からないことやご意見を頂ければと思います」
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つやまあきひこさん |
山岸尚之さん |