EarthDreamingロゴ 放送内容
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4月 中島 悠
4月 嵯峨生馬
4月 今関 勝
4月 中溪宏一
5月 山川冬樹
5月 近藤 篤
5月〜
6月
浜崎貴司
6月〜
7月
羽仁カンタ
7月 中溪宏一
7月 嵯峨生馬
7月〜
8月
本多有香
8月 冨田秀実
小西雅子
8月〜
9月
安藤直人
9月 小西雅子
9月〜
10月
鈴木幸一
10月 中野シロウ
10月 山田啓雄
11月 川端由美
11月 浜崎貴司
12月 赤星たみこ
12月 山岸尚之
12月 2006年を振り返って
1月 塩田明彦
1月〜
2月
中溪宏一
2月 つやまあきひこ
2月〜
3月
中島 悠
3月 山岸尚之
3月〜
4月
北澤 肯
4月9日ゲスト:
NPO法人アースデイマネー・アソシエーション代表理事嵯峨生馬さん

嵯峨生馬1 手塚「まずはNPO法人、『アースデイマネー・アソシエーション』についてお聞かせください」嵯峨「『アースデイマネー・アソシエーション』はいわゆる地域通貨を東京渋谷を拠点に運営している団体です。2001年の10月から渋谷近辺で町のゴミ拾いをしたり、花壇の花植をしたりなどのボランティア活動に参加する、あるいは社会貢献活動に対して寄付をした人に対して、「アール」と呼んでいるんですが、地域通貨をプレゼントしています。その通貨は渋谷近辺のカフェ、美容室、雑貨屋さんなどに持っていくと割引などの特典があります。つまり自分が町や地域によいことをすると、自分自身にもよいことがある、というプログラムを運営している団体です」

 手塚「あえて『アースデイ』と名前を付けた経緯は?」嵯峨「アースデイマネー・アソシエーションを始める半年前、2001年4月のアースデイの時に、坂本龍一さんが“毎日がアースデイだよね”とおっしゃっていました。それを実現するための地域通貨ですのでこのように命名しました」

 手塚「今までにどのくらいの方が活用されているんですか?」嵯峨「数えるのが難しいのですが、延べ1万人の方に配布したと思います」手塚「使えるのお店の数は増えているのですか?」嵯峨「増えたり減ったりです。渋谷はお店の入れ替わりが激しいので。開始当時は10店程だったのが今では40店そこそこまで広がっていますし、今いろいろなお店に声をかけています」

 手塚「このアースデイマネー・アソシエーションに嵯峨さんはいつから、どんなきっかけで関わったのですか?」嵯峨「2000年の12月にカナダの地域通貨『LETS(Local Exchange Trading System)』を考えたマイケル・リントンという方が来日しました。その人に出会ったのがきっかけです」手塚「最初に興味を持たれたきっかけは?」嵯峨「以前勤めていた会社はシンクタンクという所で、その時に今後社会的なニーズがあるのではないかと、地域通貨について調べました。それがきっかけで興味を持ちました」
手塚「日本各地で地域通貨は始まっているのですか?」嵯峨「数え方にもよりますが、今日本全国で、300位あると言われています。これは仕組みもまちまちで、地域ごとの特色があります」


嵯峨生馬2 手塚「今年2006年アースデイ東京で、嵯峨さんが担当されている企画、『天ぷら油リサくる大作戦』についてお聞かせください」嵯峨「家庭で出る天ぷら油はおそらく凝固剤などで固めたり、新聞紙に吸わせるなりして処分していると思います。日本中で1年間に消費される天ぷら油の量は約40万kリットルと言われています。その内の半分は業務用だそうです。業務用はある程度回収されていますが、家庭用はほとんど回収されていません。これを回収してリサイクルすると燃料が出来ます。これは『VDF(Vegetable diesel fuel)』『BDF(Bio diesel fuel)』と言います。これを代々木公園で行われるアースデイのイベントで使われる、自家発電用の燃料にしようという試みが1点。もう一つは天ぷら油を原料とした燃料を使ったバスを渋谷の街に走らせ、ディーゼルの悪いイメージを払拭させたいと思っています」手塚「これは一般の方も乗れるのですか?」嵯峨「乗れます。当日天ぷら油の回収もしていますので、ご協力いただいた方。また過去に天ぷら油の回収にご協力いただいてアースデイマネーをお持ちの方々ですね」手塚「その2日間バスを周遊させるのに必要な天ぷら油の量はどのくらいですか?」嵯峨「バスは60リットル、2日間のステージ300リットルぐらいですね」手塚「現状でどのくらいの油が集まっているのですか?」嵯峨「250リットルぐらい集まっていますので、後100リットルなんとか頑張れば集まると思います」

中島悠さん 今関勝さん

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