手塚「木の家を造るのに国産材を使うと高いというイメージがありますが、いろいろと使い方によっては安く済むんですね」山田「そうですね、それに地産地消と言われていますが、自分と同じ空気や水を吸っているものを取り入れたほうが、自分にとっていいと思いますので、そういうものを取り入れて欲しいですね。ま、檜は香りもいいですから入浴剤にしたり、石けんにしたり今までと違った使い方を広められたらいいなと思っています」
手塚「ほったらかしになっている人工林が原因で私達に悪影響があるということですが...」山田「京都議定書で決められた6%という数字のうち、3.9%は森林吸収で賄います。しかしこれは健全な状態の森林ではじめて達成されます。ですからそういうところを伐採した木で作ったものを使っていただきたいのです。そのための『木づかい運動』です」
手塚「山田さんは具体的にこの『木づかい運動』で、どのような取り組みをされていらっしゃるのですか?」山田「『木づかい運動』は一つのキャンペーンでこの10月が『木づかい推進月間』なんです。私は企業セミナーという形で、供給側の企業の方に分かっていただくために講演をさせていただいています」
手塚「山田さんはどうして『木』に関わるようになったのですか?」山田「音楽業界にいながらちゃんとした環境ビジネスをやっていこうという、グリーンスタイルというキャンペーンがありました。それと今回の『木づかい運動』が組む形で一緒にやることになりました。それがきっかけです」
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