第46回
暑い夏にひんやり酸っぱくおもてなし!
2012.6.27 更新 by. 上田剛彦
今月からこのコーナーをちょっとリニューアル。
お弁当だけではなく、我が家で作る「お気軽なおもてなし」料理も紹介させていただきます。
パパっと作れる簡単おもてなし料理ということで、調理時間のめやすつき!
節電の夏、暑い中来てくれるお客さんには、まず冷蔵庫の中から、ひんやりと冷えていてちょっと酸味のきいた前菜を出してみるのはいかがでしょう。
どれも彩りがあって華やかに見えますが、実はとっても簡単です。リンゴ酢とレモンと梅干で、クエン酸補給もバッチリ。
キンキンに冷えたビールや白ワインをガンガン飲みながら真夏の宴会を盛り上げましょう!
- タコとパプリカのマリネ(リンゴ酢で酸味)35分(冷やす時間のぞく)
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パプリカの赤とタコの白、グリーンリーフの緑が
食欲をそそる一品です。
材料(4人分)パプリカ 2個 タコ 150g ベビーリーフ 1袋 イタリアンパセリ 1束 オリーブ油 大さじ5 しょう油 大さじ1 リンゴ酢 大さじ4 - 1 パプリカは1/4に切り、全体にオリーブ油(大さじ1程度・分量外)を塗り、中温のオーブンで30分焼く。
- 2 イタリアンパセリはみじん切りにし、オリーブ油、しょう油、リンゴ酢と混ぜ、マリネ液を作る。
- 3 タコは軽く塩をして水気をキッチンペーパーで拭き取り、薄切りにする。
- 4 焼きあがったパプリカの表面の皮を剥き、食べやすい大きさに切り、
タコと共に熱いうちにマリネ液に漬け、冷蔵庫でしばらく冷やす。 - 5 皿にベビーリーフをしき、マリネをドレッシング(マリネ液)ごと盛りつけてできあがり。
* パプリカは、網で焼いたり、フライパンで焼いたりしてもオッケーです。
- レモンガスパチョ(レモンで酸味)5分(冷やす時間のぞく)
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材料をミキサーにかけるだけ(写真は2人分)
冷たいスープで 体の余分な熱を取りましょう!
材料(4人分)トマト(完熟) 2個 ピーマン 2個 玉ねぎ 1/8個 にんにく 1片 レモン 2個 フランスパン 2切れ クミン 少々 オリーブ油 適量
(塩・こしょう・味噌・しょう油・シェリー酢などもお好みで)- 1 トマト、ピーマン、玉ねぎ、にんにく、レモンはミキサーにかけやすいように粗く刻んでおく(我が家は種もそのまま)。
- 2 1をミキサーに入れ、フランスパンをちぎってクミンで香りをつけて1分ほどミキシング。
- 3 器に注いで、野菜の一部をみじん切りにしたものを上から飾り、
オリーブ油を垂らしてできあがり。
* スペイン南部アンダルシアの夏の冷製野菜スープ「ガスパチョ」は、
野菜をミキサーにかけるだけの簡単レシピ。
家庭の味なので、基本的に何を入れてもいいそうです。
* トマトときゅうりは栄養素を殺しあってしまうので、僕は入れませんが、お好みで。
* 本当はシェリービネガーで酸味をつけますが、レモンに代えて
ビタミン補給&フルーティーに。
* 玉ねぎ、にんにく、クミンなどの香りの強いものを多く入れすぎると
飲みにくくなりますので、注意!
* どろどろしすぎているなら、水やトマトジュースで薄めてください。
- ニラとササミの胡麻和え(梅干で酸味)10分
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ゴマを大量に使うのが上田家のレシピです。
材料(2人分)ササミ 2本 ニラ 1束 梅干 2個 だししょう油 大さじ1/2 ゴマ 適量 - 1 鍋に湯を沸かし、白いすじをとったササミを入れてから火を止め、ササミに余熱で火を通す(5分程度)。
- 2 ニラは食べやすい大きさに切って、熱湯を回しかける程度に火をとおしてしんなりとさせる。
- 3 1と2の水気を絞りながらほぐし、刻んでおいた梅干、だししょう油、すりゴマで味と風味を整えてできあがり。
* 梅干の代わりにレモン汁や焼肉塩ダレなどで味をつけることもできます。
* さっぱりとした夏の前菜、和の一品として、ビールにも合います。